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北ジャカルタで地盤沈下が進む

西ジャワ州バンドン市のバンドン工科大学の研究グループは、気候変動による海面上昇と地盤沈下についての1925年から2015年までのデータを解析し、北ジャカルタにおいては1975年以降にその影響が顕著になっていると報告している。また、2050年までに北ジャカルタの海岸沿いの一帯が海面下に沈むとも予測している。
現在、ジャカルタは世界中で最も地盤沈下が速い都市であり、年間におよそ1から15センチメートルの沈下が進んでいる。研究グループによると、2015年までに北ジャカルタのクラパ・ガディンでは2.4メートル地盤が沈下し、プルイットでは4メートルも沈下している。
ただし、ムアラ・バルなどでは地盤沈下の速度が遅くなってきている。沈下速度が遅くなっているのは、人件費が高いことを理由に多くの工場がジャカルタから地方へ移転しており、地下水の取水量が減少したためと考えられている。