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スマトラトラの密猟容疑で5人を逮捕

国家警察と環境林業省は共同で、リアウ州プララワン県におけるスマトラトラの密猟容疑で5人を逮捕した。また、その際にトラの胎児のプラスチック瓶詰4本とトラの毛皮を押収した。
同省に住民からの通報があり、共同チームが直ちに捜査を開始。まず3人を逮捕し、その3人の供述から残りの2人を逮捕した。容疑者らには自然資源保護法違反で最長5年の禁錮刑並びに1億ルピアの罰金が課せられる可能性がある。5人はそれぞれ別の役割を担い、捕らえたトラを解体し、部位毎に売り捌いていた。例えば牙と骨は1700万ルピアで売っていたという。
スマトラトラは絶滅危惧種で、同省によると昨年12月現在の個体数は600頭未満にまで減少している。自然科学の専門誌ネイチャー・コミュニケーションは、2012年の個体数は618頭で、2000年の742頭から20%減少したと報告している。