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高校生「なぜ汚職犯を死刑にしない?」ジョコウィ大統領の回答

9日、南ジャカルタ市にあるインドネシア国立第57職業高校で「汚職防止の日」を記念して開催された「汚職のない偉業」をテーマにした学生討論会を観覧したジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)大統領は、質疑応答セッションに参加した。
ある生徒から「なぜ私たちの国では、汚職犯を死刑にしないのですか?」との質問を受けたジョコウィ大統領は「もし、アチェ州や西ヌサトゥンガラ州で発生したような地震や津波など自然災害に関連した支援金の取り扱いの中で汚職が発生したら(死刑も)あり得る」と回答した。また、これまでに死刑になった汚職犯はおらず、そのような法律もないと述べた上で「政府は現在、汚職撲滅を目指して、役人が汚職を行えないようなシステムの構築を行っている」と強調した。
一方で、同日にジョコウィ大統領がKPK(汚職撲滅委員会)に対して「単独で動かないように」と発言したことが議論を呼んでいる。