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2020年の成長率はマイナス2.07%に低迷、アジア通貨危機以来の低水準

インドネシア統計局(BSP)はこのほど、同国の2020年の国内総生産(GDP)伸び率がマイナス2.07%に低迷し、1998年のアジア通貨危機以来の低水準になったと明らかにした。2020年は新型コロナウイルスの流行拡大とそれに伴う移動制限により経済が大きく低迷した形だ。

一方、2020年第4四半期(10~12月)のGDP伸び率は前年同期比マイナス2.19%に落ち込んだ。ただし、2020年第2四半期(4~6月)のマイナス5.32%、同年第3四半期(7~9月)のマイナス3.49%からは減少幅が鈍化している。

インドネシア政府は「われわれが望む水準ではないものの、成長率の下げ幅の鈍化は経済の回復を示している」と指摘している。