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警官殺しの英国人 バリの刑務所から出所

2017年にバリ島で警官を殴り殺した元DJの英国人の服役囚が11日、刑期の短縮によりバリ島のクロボカン刑務所から出所した。今後英国に強制送還される予定。出所したのはデビッド・テイラーで、オーストラリア人の交際相手サラ・コナーと二人で警官ワヤン・スダルサを双眼鏡やビール瓶で殴り、殺害した。

テイラーは裁判において、警官がコナーのハンドバッグを盗み、殴り合いになり命の危険を感じて正当防衛を行ったと主張した。コナーは二人を制止しようとしただけだと無罪を主張した。

二人は現場から逃走したが、警官の遺体のそばにコナーの運転免許証などが落ちていた。二人は豪州領事館に保護を求め逃げ込んでいたが、最終的には地元当局に自首した。テイラーには6年、コナーには5年の禁錮刑が言い渡されたものの、いずれも刑期が短縮され、コナーはすでに昨年出所している。