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遠隔教育が学生に与える影響「ストレス、過敏症、自殺願望」 新型コロナで

インドネシア児童保護委員会(KPAI)の調べによると、新型コロナウイルス(COVID-19)蔓延期における遠隔教育の実施によって多くの学生が孤独、退屈、ストレスなどを訴えているが、中にはうつ病や自殺といった深刻なケースも報告されている。

在宅学習の長期化によるストレスで気分の浮き沈みが激しい状態になると、学習意欲の低下が懸念される。また、女性エンパワーメント・児童保護省(KPPPA)が3200人の小中高生を対象に実施したアンケートによると、回答者の13%が学校閉鎖中に軽度から重度のうつ病につながる症状を発症していることが分かった。

「怒りっぽい」「悲しい」といった感情の項目では回答者のほとんどが該当すると答えた。KPAIは、南スラウェシ州および北カリマンタン州で自殺した学生について、遠隔教育中に発症したうつ病が原因となっていた可能性を指摘しており、学生の心理的ケアの重要性を呼びかけている。