経済協力開発機構(OECD)はこのほど、消費者の支出の伸びと輸出の回復を受け、インドネシアの2021年の国内総生産(GDP)伸び率見通しを上方修正したと明らかにした。
OECDは先に公表した直近の見通しで、インドネシアの2021年のGDP伸び率見通しを以前の予測から0.9%引き上げて、前年比4.9%になると設定した。
さらにOECDは、2022年のインドネシアのGDP伸び率見通しについても、これまでの見通しから0.3%引き上げて、前年比5.4%になるとみている。
OECDは先に開催したオンラインの会見で、「OECDは(インドネシアのGDP伸び率に関して)2021年はおよそ5%に回復するとみている。さらに、向こう数年に関しては、こうした勢いが増すと予想している」と説明した。
またOECDは、「現在において、重要な点は世界の貿易が回復していることで、これがインドネシアの輸出業者を後押しするとともに、支出が回復するのを促すだろう」と指摘している。