3月22日、メトロブカシ警察署は、インターネット上にお金を増やす儀式の動画を配信したとして、通貨偽造の疑いで「ヘルマン師」ことヘルマン容疑者をブカシ県バブラン郡にある同容疑者の自宅で逮捕した。
ヘルマン容疑者が配信した動画がソーシャルメディアで話題になったことが逮捕につながった。動画では、ヘルマン師と呼ばれる長髪の男性がジェンロット人形(インドネシアの神話に登場する人型生物)とマジックボックスを用いて儀式を行い、10万ルピア紙幣を倍増させていた。
近隣住民によると、同容疑者はバブラン郡の自宅に3~4年住んでおり、時折「ヘルマン師」を訪ねる客がいた。紙幣複製の方法や意図については現在警察による捜査が行われているが、警察官が同容疑者にイスラム教の聖典コーランについていくつか質問をしたところ、あまり知識がないことが判明した。動画を拡散した容疑で、同容疑者の妻に対しても取り調べが行われている。