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国産ワクチン開発チーム BPOMの承認なく第2期臨床試験を開始 タスクフォースが苦言

(c) Kompas

新型コロナウィルス・タスクフォースのウィク・アディサスミト報道官は14日、国産ワクチンの第2期臨床試験が国家医療品食品監督庁(BPOM)の承認なく開始されていたことを受け、「国内ワクチン開発の権限は、公的機関であるBPOMにある」と苦言を呈した。

またウィク氏は、「世界保健機構(WHO)の科学的原則と基準に従いワクチンの開発を行わなければいけない」と強調した。しかしワクチン研究チームは、BPOMの指導に従い開発していると主張。同日には国会第4委員会の議員数人が中央ジャカルタのガトット・スブロト陸軍病院でボランティアの被治験者としてワクチンの接種を受けており、現在のところこの接種による問題は発生していないという。