スラバヤで3月、国際的な詐欺に関わった容疑で2人が逮捕された。2人はコロナウィルス感染症の大流行によって職を失った米国人に給付金を支給する政府系の基金から、不正に取得した個人情報を使って総額6千万米ドルを騙し取っていた。
2人は米国人2千万人の携帯電話にショートメッセージを送りつけ、受信者を10以上の偽の政府サイトに誘導。サイト上で社会保障番号を含む個人情報を入力させ、その情報を使って給付金を不正に受給していた。
給付金の額は1人あたり2千ドルで、騙されて個人情報の入力を行ったのは3万人という。米国当局からの連絡を受けた警察が2人を逮捕した。
国家警察は2人がどれくらいの期間に亘って詐欺を行っていたかについては明らかにしていない。2人は電子情報法の規定により最長9年間の禁錮刑に処せられる可能性がある。