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2月の失業率が6.26%に、15年8月と同程度の高水準に

インドネシア統計庁(BSP)はこのほど、同国の2月の失業率が6.26%になったと発表した。一部で事業活動が再開したとはいえ、新型コロナウイルスの流行拡大による景気悪化が雇用に打撃を与えた形だ。2月の失業率は2015年8月の失業率と同程度の高水準だという。

2月の失業者数は875万人で、前年同月から182万人増加した。

インドネシアでは新型コロナウイルスの影響で20年ぶりにリセッションに突入し始める中、2020年8月の失業率が7.07%まで低迷し、過去10年で最低水準となった。

ただし、インドネシアの国内総生産(GDP)伸び率は2021年第1四半期(1~3月)にマイナス0.74%となり、回復基調に入ったとみられている。

SMERU Research Instituteは「GDPが以前としてマイナス成長であるため、われわれはインドネシアの失業率が2020年2月の水準に戻るとはまだ予想できない」と指摘する。