米広報関連サービス大手エデルマンの実施した最新の調査で、インドネシア人の多くが新型コロナウイルスへの感染よりも、仕事を失うことを恐れていることが明らかになった。
エデルマンは2020年10月から11月にかけ、インドネシア人約1150人を対象に調査を実施した。
この結果、対象者の89%が「仕事を失うことを心配している」と回答した。これに対し、「新型コロナウイルスへの感染を心配している」と答えたのは全体の75%だった。
エコノミストは「仕事を得ることは生き残りをかけた事柄だ。人々が感染よりも失業を恐れることは理解できる」と説明。さらに「雇用の安定はすべての階級の人に影響を与えるが、低所得層はキャリアの可能性が限られていることやインフォーマル部門で働くことが多いため、非常に大きなリスクに直面する」と指摘している。