中国湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスをめぐり、世界的な感染拡大を懸念する声が高まっている。インドネシアでは中国系インドネシア人を中心に中国の旧正月(春節またはイムレック)を祝う風習があり、1月25日は祝祭日になっている。中国に里帰りする家族も多く、新型コロナウイルスのインドネシア国内への流入が不安視されている。インドネシア医師会が1月27日に行った会見では、ダエン・モハンマド医師会長が、人から人への感染経路は飛沫感染のほか、咳、くしゃみなどによって感染者の唾液が付着した食べ物を経由して感染するとの見解を示した、また、感染予防には、感染が拡大している地域に近づかないこと、感染者と接触しないことが第一と述べ、マスクの着用と手洗い、うがいの徹底を呼び掛けた。同ウイルスは当初、動物から人への感染が確認されており、武漢市での最初の感染経路は市場で出回っていた蛇のスープとの研究結果もある。
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