国営通信テレコム・インドネシア傘下の通信事業大手テレコムセルは5月24日、第5世代移動通信システム(5G)の提供許可を通信情報省から正式に取得した。これにより、テレコムセルはインドネシアで初の5G提供事業者となる。
5Gサービスはジャカルタ近郊(Jabodetabek)の住宅地6エリアで、5月27日から提供開始。今後、ソロやメダンなど他の都市へも段階的に提供地域を拡大していく予定だ。5Gサービスの提供では、2.3ギガヘルツ(GHz)の周波数帯域が使用される。
テレコムセルのスティヤント社長は、5Gネットワークがインドネシアの人々のデジタルライフを加速させるだけでなく、様々なデジタル技術革新を通して新しい雇用を創出し、デジタルビジネスマンの活躍を後押しできればと期待を寄せている。