ジョコ・ウィドド大統領は9日、西ジャワ州デポックの国立インドネシア大学付属病院に開設された新型コロナワクチン集団接種会場を視察し、「6月末までに1日70万回のワクチン接種を目標とする」との見解を述べた。
人口の3分の2超えにあたる1億8150万人のワクチン接種完了を目指し、更なる加速化を図りたい考えを示した。インドネシア政府は、2021年末までの集団免疫達成を見込んでいる。またジョコウィ大統領は、他の地域でも集団接種が実施されれば、来月には1日100万回の接種を行うことも可能だと期待を寄せた。
政府は、2021年1月13日から政府の公費負担によるワクチン接種プログラムを開始。5月からは民間企業が費用を負担する「相互扶助ワクチン接種プログラム」も始まったが、保健省が発表したデータによると、6月8日時点でのワクチン接種完了者(2回接種)は、1139万人で、政府目標の6.3%にとどまっている。