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中国がASEANに対してミャンマーの危機に不当な介入を避けるよう要求

中国と東南諸国連合(ASEAN)は7日、中国の重慶で特別外相会議を開いた。ASEANは会議で、中国にミャンマー問題への対応を巡り支持を促すも、中国の王毅(ワン・イー)国務委員兼外相は不当な介入を避けるようASEANへ要求。「ASEANの枠組みの中で問題を解決する効果的な方法をともに検討したい」と述べるにとどまった。

これまで中国は欧米諸国や日本と異なり、ミャンマーの軍事クーデターの非難を控えてきた。米国との関係が悪化し、中国南部の内陸部からインド洋に通じるルートを提供するミャンマーの重要性が高まり、外交関係の強化を進めているためだ。

4月にはジャカルタで臨時首脳会議が開かれ、暴力の停止や特使の派遣、人道支援の提供など5つの合意事項が打ち出されたもののミャンマー国軍の慎重な姿勢もあり、7日時点で大きな進展は見られない。またコロナへの対応では、中国による地域へのワクチン供給の拡大で合意した。