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マドゥラ島で新型コロナ感染急拡大 保健プロトコル無視か

ジャワ島の北東に位置し、大スンダ列島に属するマドゥラ島のバンカラン県で新型コロナウイルスの感染者が急増している。同地の新型コロナウイルス患者向け病床使用率はすでに100%近く、医療を圧迫している。

公衆衛生の専門家は、実際の感染者は検査で判明した陽性者数をはるかに上回っている可能性が高いとの懸念を示した。

東ジャワ州の保健当局は、バンカラン県内の特に感染者が多い3つの郡を「レッド・ゾーン」に指定し、住民の社会活動を制限した。これらの郡では、数十人の医療関係者が新型コロナウイルスに感染したため閉鎖された病院や保健所もある。

専門家らの分析によると、感染急拡大の背景には、レバラン休暇中に国外から出稼ぎ労働者が帰省し、保健プロトコルを守らずに家族や親戚が一堂に会したことがあるとみられる。同地では新型コロナウイルスに懐疑的な住民も多く、市場ではマスクを着けている人をあまり見かけないという。