観光・創造経済省はこのほど、バリ州で観光で訪れた人が新型コロナウイルスのワクチンを接種できる「ワクチン・バケーション」プログラムを実施する計画だと明らかにした。インドネシアで新型コロナウイルスの流行がワクチン接種を売りにすることで、観光客の誘致を図りたい意向だ。
ワクチン・バケーションは近く政府が承認する見込み。承認後すぐにワクチン・バケーション事業が始動する見通しだ。
専門家らはワクチン・バケーション事業について、観光部門がけん引するバリ経済の回復を促すと予想する。
バリ州の域内総生産(PDRB)は2021年第1四半期(1~3月)に前年同期から9.85%のマイナスとなった。マイナス成長は5四半期連続。バリ州を訪れる観光客の減少が響いた形だ。