インドネシア最大の格安航空会社(LCC)ライオンエアはこのほど、国内3都市への乗り入れ便の料金を引き下げると明らかにした。新型コロナウイルスによる肺炎の流行拡大を受け、航空部門が低迷していることから、料金引き下げにより需要取り込みを図る意向だ。
ライオン航空はバタム、マナド、デンパサールの乗り入れ便について、料金を最大60%引き下げる意向だ。この3都市は中国人旅行者に人気の旅行先となってきたという。新型肺炎の流行を受け、これらの都市への航空需要が落ち込んでいるため、ライオンエアは料金引き下げでこれに対処したい考えだ。
インドネシア政府はこれまでに、新型肺炎の感染を防ぐために中国への渡航を禁止している。