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インドネシア産業ガス協会が国内酸素供給量確保を強調

インドネシア産業ガス協会(AGII)のラーマット・ハルソノ会長は7日、新型コロナウィルス感染者の急増で医療用酸素不足が懸念されていることを受け、国内の酸素供給量は十分確保しており、輸入は不要だと強調した。ルフット海事・投資担当調整相が先に、シンガポールから医療用酸素の輸入を表明していた。

医療ニーズを満たすために必要な一日当たりの酸素量800トンに対し、国内ガス業界の酸素生産量は一日あたり1700トン。ラーマット会長は、「今回の事態は病院側の準備不足に原因があり、事前に感染者数を予測し、ガス業界へ酸素供給を要請していればこのような事態は避けられた」と見解を述べた。

またパニックになった人たちが在宅医療のため、個人的に酸素を確保しようと買い求めたことも一因にあるとみられている。大臣発言の翌日、保健省は中部スラウェシ州のガス会社から500トンの酸素が供給されたと明らかにした。