ジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)大統領は16日、「私費によるワクチン個人接種計画」を正式に中止すると明らかにした。国営製薬キミア・ファルマ社が新型コロナワクチンを個人的に販売すると公表したことを受け、国民の多くがこの政策に強く反発。専門家からも差別的で中止すべきとの声があがっていた。
同社は、1回あたりのワクチン接種費用を43万9570ルピア(ワクチン代32万1660ルピア、接種代11万7910ルピア)と提示していた。ジョコウィ大統領は、「今後も従来通り政府指導および民間企業による無料のワクチン接種プログラムを継続していく。全国民、接種費用の負担はない」と強調した。