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ジャカルタ住民の半数は既に感染済み?抗体保有者調査が示唆

首都ジャカルタにおける最近の抗体保有者調査によると、ジャカルタ特別州の住民のほぼ半数が、大半は無症状ではあるものの、新型コロナウイルス(COVID-19)にすでに感染した可能性があることが明らかとなった。これは報告されている感染者数の15倍の数字となる。

インドネシア大学(UI)とジャカルタ州政府が共同で、3月15日から31日にかけて、州内の1歳から100歳までの4919人を対象として調査を行った結果、44.5%が抗体を保有していた。抗体を保有している人の81%はPCR検査を受けたことがなく、また、63%はコロナウイルス感染症の症状を自覚したことが無いと答えている。また、同様の調査が東ジャワ州でも行われ、アイルランガ大学と神戸大学が抗体保有者調査によって無症状の感染事例がどの程度あったかを推計し、その結果を学術誌で公表している。