国営銀行バンク・ラクヤット・インドネシア(BRI)の子会社で生命保険会社のBRIライフの顧客情報200万人分が正体不明のハッカー集団により流出し、ネット上で売買されていたことが明らかになった。
7月27日に、セキュリティ会社の幹部がツィッターに、250ギガバイトの個人情報データが流出し、1億ルピアで売買されていると投稿した。
BRIライフとBRIの従業員のパソコンが攻撃を受け、個人情報が流出した証拠が見つかっているという。
インドネシア政府と国会は個人情報保護法の制定に向けて議論を続けているものの、両者の意見が真っ向から異なることから、立法化には暫く時間を要するものとみられる。
政府はシンガポールやマレーシアを参考に通信・情報省の下に個人情報保護機関を設置する考えだが、国会は政府から独立した機関にすべきだという主張を展開している。