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活動制限下に需要の高まった製品は? 今年の特徴は蜂蜜と読書

シンガポールに拠点を置き、東南アジアを中心にキャッシュバックサービスを展開するショップバックが、7月3日から今日まで実施されている活動制限下における消費動向を発表した。感染急拡大前5月の平均取引数と比較し、健康カテゴリーで3倍、食品・日用品、家電、娯楽の各カテゴリーで2倍の取引増加を記録した。なお同社はトコペディアやラザダ、ブリブリ、グラブなどの企業と提携を行っている。

健康カテゴリーでは、活動制限2週間前から取引数の増加がはじまった。通常時より最も購入が増えたのはパルスオキシメーターで、約350倍も増加した。ビタミンCサプリメントが54倍、手指消毒液が13倍、はちみつが10倍、ジャムー(インドネシアの伝統的な生薬)が5倍の取引数増を見せた。自然由来のサプリメントとしてはちみつが注目されているのは今年ならでは。昨年はユーカリオイルが人気であった。

食品・日用品カテゴリーでは大きく分けて生活必需品、掃除や消毒などの衛生用品、ベビー用品の3種類の取引が増加した。製品別でみると、最も購入が増えたのはハンドソープとお米。その他にはボディソープ、おむつ、牛乳、野菜や果物、屋外掃除用品などの需要も高まった。

活動制限中、自宅での時間をより快適に、安全にするという消費者の意識も顕在し、電化製品や娯楽製品の取引も増加した。通常時と比較して空気清浄機が8倍、ミキサーが198倍、炊飯器が62倍、アイロンが55倍の売れ行きを見せた。7月中旬から新学期が始まったため、オンライン学習用のスマートフォンやタブレットの購入も増加した。

またインドネシア人は読書への関心が低いと言われているが、興味深いことに文学や小説の取引数が19倍増加し、消費者の読書への関心の高まりを示した。DIY関連製品も約3倍増加したのに対し、昨年人気だったゲーム類(ビデオゲームやボードゲーム)は以前ほどの需要の高まりは見られなかった。