国営石油ガス会社プルタミナはこのほど、2021年上半期(1~6月)の決算で純利益を確保し、前年同期の赤字から黒字に回復したと発表した。原油価格が新型コロナウイルスの流行以前の水準に回復したことが利益確保につながったという。2021年上半期の純利益は1億8281万米ドル、前年同期は7億6792万米ドルの純損失を計上していた。
同社幹部は「利益の上昇は、インドネシア原油価格(ICP)の伸びに加え、エネルギー需要の拡大、さらに生産コストの低下を受けたものだ」と説明する。さらに「わが社は今後も売上高の強化とすべての事業部門の効率化を図る戦略をとっていく」と述べた。