政府は、新型コロナウイルスの感染拡大によって勉学が妨げられることの無いよう、教育文化・研究技術省を通じて様々な対策を講じている。
今秋からは全国の2680万人の学生、教師、講師らに対して、総額2兆3000億ルピア相当のインターネット使用権を付与し、遠隔授業などのオンライン学習を支援する。計画では、有効期限が30日間の使用権を、9月、10月、11月の3回に分割して付与する。対象となるのは幼稚園生などの未就学児が150万人、小学校から高校までの学生が2050万人、大学の学生と講師が320万人、教師が150万人であり、各教育機関では対象者の漏れが無いようリストの見直しを進めている。
現状では教師がインターネットを活用した教育に十分に慣れていないため、政府はオンライン学習用教材や教育法などを提供するウェブサイトを開設し、教師らにこのサイトにアクセスするよう促している。