国内外の移動の際に使用が義務付けられていた政府指定アプリ「e-HAC Indonesia」について、利用者130万人分のデータが漏洩した疑いが明らかになった。漏洩が疑われるデータには、氏名や電話番号のほか、パスポートナンバーやパスポート写真も含まれている。
8月31日に保健省が会見を行い、データ漏洩の疑いがあるのは7月2日まで使用されていた旧バージョンのGooglePlayストアのe-HACと説明した。現在の新バージョンは、ワクチン接種証明などで使用するアプリ「プドゥリ・リンドゥンギ」に統合されており、単体での運用は行っていない。また、新バージョンおよびプドゥリ・リンドゥンギは、旧バージョンと別のサーバを利用している為、データ漏洩の可能性はないという。
保健省は利用者に対し、7月2日以前にダウンロードされた古いバージョンのe-HACを削除またはアンインストールするよう呼びかけている。