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武装集団に武器を密売した軍兵士に終身刑 パプア州

パプア州ジャヤプラ軍事裁判所は、元インドネシア国軍第1等兵士のデミシア・アリスタ・テフバナ容疑者(28)が武装犯罪集団(KKB)に銃と弾薬を密売していたとして逮捕、起訴されていた事件で12日、デミシア被告に終身刑を言い渡した。同被告の弁護士は控訴する方針。

密売価格は、1丁あたり5000万ルピアの銃3丁、1弾あたり10万ルピアの弾薬1300弾で、デミシア被告は得た金で豪遊していたと認めている。同被告は軍法により軍を除隊され、訴訟費用10万ルピアが請求される。

事件が明るみに出たきっかけは昨年6月、KKBのメンバーのひとりが逮捕され、同被告がミミカ県で治安部隊として警護にあたっていた際に知り合ったKKBのモセス・グウィジャンジェ容疑者と武器の密売が行われていたと供述したことだった。モセス容疑者は、現在も逃走している。