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国内自動車販売、低迷も前向き見通し

インドネシア自動車製造協会(ガイキンド)は国内自動車販売の今後の見通しについて、すぐに底を打ち早ければ3月中には上昇傾向に転じるとの楽観的な見解を示した。

2019年の国内自動車販売は103万台で、一昨年と比較すると10.8%下落。協会は原因を総選挙による政治的不安感が買い控えを助長したと分析している。今年1月は首都を襲った大洪水などの影響などでさらに売り上げは下落したが、協会は年間目標の105万台を修正する意思はないという。

その裏には新型コロナウイルスの影響がありそうだ。諸外国では新型コロナウイルスによる影響で中国製備品の調達難に苦しんでいる国も多いが、インドネシアは現時点ではあまり影響を受けていないとされている。アジア開発銀行の浅川雅嗣総裁も「インドネシアはグローバルサプライチェーンに深く統合されていないため、日本やタイなど他国と比較するとかなり幸運」とコメントしている。