ソーシャルメディアで全身を銀色で塗られた生後10か月の赤ちゃんの写真が拡散され、炎上した。
バンテン州南タンゲラン市の路上で、物乞いの女が赤ちゃんの全身に銀色の塗料を塗り、道行く人の同情を買うために「Manusia Siver(銀人間)」として利用していた。またこの女は赤ちゃんの母親ではなく、母親から赤ちゃんの世話を頼まれた隣人で、勝手に赤ちゃんを連れ出していた。
インドネシア幼児保護委員会(KPAI)は9月27日、この女の行為は「子どもの商業的搾取」「幼児虐待」にあたるとして、警察に通報し、女はすでに警察へ連行されている。
「Manusia Siver」には塗装用のペンキが使われていることが多く、健康に被害を及ぼすことはもちろんのこと、新型コロナ感染拡大の影響で仕事を失った人が物乞いをするなど、昨今ではその数も増え問題となっている。警察は今後、取り締まりを強化する方針だという。