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インドネシアでも人気の「イカゲーム」ついには公務員試験に登場

配信登録制のストリーミングサービス「Netflix」のオリジナルドラマ「イカゲーム」の人気が、インドネシアにも及んでいる。

「イカゲーム」は今年9月17日に全世界公開され、配信から約4週間で1億4200万世帯が視聴し、Netflix史上最大のヒット作となった韓国ドラマ。全9作から成り、過酷なサバイバルゲームを描いている。ハロウィーンの仮装やティックトックなどのソーシャルメディア上のパロディ動画に影響を与えるなど、「イカゲーム」はすでに世界のポップカルチャーになっている。

インドネシアでもすでに人気は広がっている。スラバヤ市のトゥンジュンガン通りには、「イカゲーム」に登場する象徴的な人形をモチーフにした巨大人形が設置され、人々の注目を集めた。しかしながらその巨大人形は群衆を引き起こし、交通渋滞を招いたとして、間もなくスラバヤ市治安部隊(Patpol PP)に撤去されてしまった。

また東ジャワ州の法務人権局地域事務所で行われた警察署警備員と入国審査官の公務員試験の基礎能力テストにおいて、「イカゲーム」に登場するゲーム運営スタッフの姿に仮装をした試験委員が監視を行い、ユニークだと話題になった。受験者の緊張を和らげるため、試験委員たちはピンクの衣装に丸や四角が描かれた黒いフェイスマスクを付けて仮装をしたのだという。始めは驚いていた受験者も、最終的にリラックスできたと伝えられている。

ただ、州予算で衣装を購入したのかと疑問に感じた人も少なくなかったようで、批判を受けた東ジャワ法務人権局はソーシャルメディアを通して「衣装は職員個人のお金で購入した。全て地元製品である」と弁明している。