ジャカルタとバンドンを結ぶ高速鉄道は2022年11月に試運転が行われる見込みで、最初に試乗するのは中国の習近平主席とインドネシアのジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)大統領であることが明らかになった。
中国インドネシア高速鉄道社の代表取締役は10月18日、同時期にインドネシアが議長国を務める主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)がバリで開催されるため、その一環として試運転が行われると述べた。一般乗客向けの運航開始時期は2022年12月以降となる見込み。
ジャカルタ~バンドン高速鉄道は国家戦略プロジェクトに指定されており、コストの膨張に対しインドネシア政府がコンソーシアムの代表として国家資本参加(PMN)の形式で国家予算を投じ、プロジェクト継続を図ってきた。2021年には同プロジェクトに4.3兆ルピアを投じている。