インドネシア国家警察は、汚職撲滅委員会(KPK)の元職員57人を国家警察職員として特別に起用することに関する規定を発行した。本規定は国家警察規則「2021年第15号」に記載されており、11月29日にリストヨ警察署長が署名し、11月30日に法務人権省によって正式に交付された。12月6日に元KPK職員を国家警察本部に招き、特別起用について告知する予定である。
KPKの元職員は、国家忠誠度試験(TWK)の不合格を理由に9月30日付でKPKを解雇となった57人。中にはKPK従業員協会の元会長や有能捜査官なども含まれる。
国家警察広報部長のデディ監察局長は57人の元KPK職員について、経歴に疑いの余地はなく、汚職を根絶しようという警察と同じビジョンを持っているメンバーだと述べている。また一部の元KPK職員からは今回の規定を歓迎するとコメントが出ている。