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クジラの死骸からプラごみ5.9キロ スラウェシ

中部スラウェシ州ワカトビ県カポタウタラ村の海岸で11月19日、死んだマッコウクジラが浜辺に打ち上げられ、胃の中から5.9キログラムのプラスチックごみが発見された。クジラの全長は9.5メートル。既に腐敗しており、鼻をつくような異臭が住民を悩ませていた。
当初、クジラの死因はプラスチックごみと推測されていたが、ワカトビ海洋漁業協会は、死因はプラスチックごみと断定できないとした。同協会のフィトラ議長は「クジラは海で群れをなして生息する動物で、同じ餌を食べている。もしプラスチックごみが死因であるなら、他にも同じ状態のクジラが発見されるはずだ」とコメントした。
しかしワカトビ自然観察協会(Kamelia)は、ワカトビ海域の生態系がプラスチックごみにより脅かされていると警鐘を鳴らしており、今年3月にも環境保護団体と海岸の清掃活動を行ったところ、浜辺や海岸だけで1.7トンに及ぶごみが回収された。