新型コロナウィルスの変異株「オミクロン株」の感染が世界的に拡大するなか、政府はインドネシアへの入国者に10日間の隔離期間を義務付けている。今、その費用の高さに隔離対象者から困惑の声が上がっている。
「タスクフォース回状2021年第25号」によると、出稼ぎ労働者、留学生、政府関係者は、政府公費で隔離費用が負担される一方、それ以外のインドネシア人や外国人は全額自己負担と規定されている。
自費隔離するリザルさんは、空港職員からホテル料金820万ルピアを掲示され、高額で支払えないと申し出たところ、空港で隔離の管理を担う国軍から他の隔離対象者と相部屋にするよう命じられたという。
タスクフォースのウィク報道官は、「ホテルのランクに合わせた上限金額を規定しており、ホテルの空き部屋数と費用がまとめられた検索サイトD-Hotsで事前に確認してほしい」と呼びかけている。