パプア州ジャヤプラ市で7日、前日から降り続いた大雨が原因で、洪水と地滑りが各地で発生した。
洪水の被害は、同市の南ジャヤプラ郡、北ジャヤプラ郡、ヘラム郡、アベプラ郡、ムアラタミ郡と広範囲に及んでいるうえ、水位が150~200センチと観測され、危険な状態が続いている。パプア州地方災害対策本部(BPBD)はゴムボート3隻とトラックを動員し、住民の救出活動を行っている。
また地滑りが北ジャヤプラ郡のニルワナ、バヤンカラ、アポ・ベンケル、クロフカム4ヶ所で次々と発生し、合わせて7人の死亡が確認された。BPBDによると、今回の洪水と地滑りの発生で6人が負傷、乳幼児88人を含む160世帯が避難を余儀なくされているという。