日本のアパレルブランドとのコラボを成功させ、インドネシアのクリエイティブ産業を世界の舞台に導いたローカルシューズブランド「COMPASS(コンパス)」が、新たな施策を発表した。今回は、世界的なサイケデリック・ロックバンド「Tame Impala(テーム・インパラ)」とのコラボレーションだ。
コンパスは1988年に設立された、バンドン発のシューズブランド。一方、テーム・インパラは、オーストラリアのミュージシャン、ケヴィン・パーカーが率いるロックバンドで、レディー・ガガやカニエ・ウェストなど数々の有名アーティストとも共演歴がある。
コンパスは今回のコラボで、テーム・インパラの音楽のエネルギーやサウンド、魂までもを靴や服で表現している。ラインナップは限定スニーカーが3種類、靴下、Tシャツ。それぞれのスニーカーはテーム・インパラの人気曲を表現しており、タグに印刷されたQRコードを読み取ると、すぐに各曲のオーディオファイルにアクセスできる面白い仕組みとなっている。さらに、靴の側面にデザインされた曲の歌詞の音波が、靴底の透明なソールにプリントされているという徹底ぶり。予約注文は、トコペディアでのテーム・インパラの独占オンラインライブのスタート時刻に合わせて、昨年末に開始された。なお、価格は100万ルピア前後となっている。
以前に、コンパスは日本のアパレルブランド「#FR2(エフアールツー)」とコラボしたスニーカーを日本で発売した。これがコンパスにとって初めての海外ブランドとのコラボであったが、発売日には店舗前に行列ができ日本の消費者の反応は上々であったという。この時は1足が13200円から14300円で発売された。