中小企業向けの簿記サービスを手掛けるスタートアップ企業Lummoはこのほど、「シリーズC」の資金調達を実施し、8000万米ドルを調達したと明らかにした。
Lummoの創業者で、最高執行責任者(COO)を務めるロエンツォ・パラチーノ氏は「今回の資金調達は、テクノロジー部門を中心に東南アジアが活況を呈してるという世界の投資家からの強い信頼感を示すものだ」と述べた。
Lummoは今回調達した資金を様々な電子商取引(Eコマース)プラットフォーム向けのチャットコマースやカタログといった新機能の開発に投じる意向だ。
インドネシアでは小売市場の多くを中小企業が占めていることから、ワルン(伝統的な屋台)をはじめとする中小事業者のデジタル化がテクノロジー企業にとって一つの潮流となっている。
こうした中、競合する中小企業向け簿記サービス会社BukuWarungは昨年6月に6000万米ドルを調達していた。