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QRIS取引額の上限引き上げへ 中銀が計画

インドネシア銀行(中銀)はこのほど、3月に、電子決済システムの国内統一規格「QRコード・インドネシア・スタンダード(QRIS)」の取引額の上限を1000万ルピア(約697.97米ドル)に引き上げる計画だと明らかにした。

中銀は以前には、QRISの取引額の上限を200万ルピアから500万ルピアに引き上げた経緯がある。これをさらに1000万ルピアまで引き上げることで、インドネシアのデジタル決済の拡大を後押しする意向だ。

中銀とインドネシア決済システム協会(ASPI)は2019年8月、QRISを導入した。

中銀は2022年には、インドネシアのデジタル・バンキング決済額は前年比20%増の48兆ルピア、電子マネー決済額は同16.61%増の337兆ルピアに拡大すると予測する。新型コロナウイルスの流行拡大を受け、2021年には電子商取引(Eコマース)の利用が拡大しており、こうした動きが電子決済の浸透を後押しするとみている。