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牛肉も価格高騰、商人が販売ストライキ

大豆価格高騰によるテンペ・豆腐職人の3日間の生産ストライキに続き、牛肉でも価格高騰を発端とする販売ストライキが計画されている。ジャカルタ首都圏の牛肉商人が、2月28日から5日間の販売ストライキを行うと明らかにした。

インドネシア食肉処理業者組織のアスナウィ会長は、2021年から始まった牛肉の価格高騰により、商人やと畜人は損失を受け続けていると説明した。通常の販売価格は1キロあたり13万ルピアであるが、原価が1キロあたり12万7500ルピアにまで上昇しているという。

またインドネシア市場商業者協会のレイナルディ事務局長は、ジャカルタ首都圏の牛肉販売価格は16万6000ルピアまで値上がりしていると説明した。

牛肉価格高騰の背景には、災害によりオーストラリアなど近隣諸国からの輸入が途絶えていることがある。また新型コロナウイルスによりオーストラリアの多くの食肉加工場が閉鎖されたことも価格高騰の一因となっている。