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テンペ職人のストライキは無駄

高騰が続く大豆価格への政府介入を求めて行われた豆腐・テンペ職人による集団ストライキは、政府の注目を受けることなく無駄に終わってしまった。大豆は国内需要の80%以上を輸入に依存しているため、食用油価格と同じように政府が介入することは難しいのだ。

豆腐・テンペ職人の生き残る方法として、豆腐とテンペの販売価格を上げることがある。値上げによる消費者離れを引き起こさないために、ルトフィ商業相は豆腐・テンペ小売価格を設定すると約束している。

また別の見解として、ボゴール農科大学のデウィ教授は、これまでの大豆価格が安すぎたため、今の価格上昇は前向きなことであると評価している。

実際に、大豆は輸入関税がかからないため、価格競争に負けた国内の大豆農家は他の作物の栽培に移行してしまった。さらにデウィ教授は、豆腐とテンペを値上げし消費者に浸透させるのに最適なタイミングだと説明した。