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東南アジアのゲーム業界の発展目指し、テレコムセルとGoToが連携

ゲーム業界は、コロナ禍においても成長を続ける数少ない産業のひとつである。

インドネシアでも、新型コロナウイルス感染症対策のために実施された社会制限により在宅時間が増え、多くの人がホームエンターテイメントに目を向けた結果、ゲーム業界は2020年に4.47%拡大し、テレビやラジオに次ぐ成長を遂げた。

このような状況下で、国営通信会社のテレコムセルと総合テクノロジー会社のGoToグループが、東南アジア市場でのゲーム事業拡大を目指し連携を開始した。

テレコムセル子会社のテレコムセル・エコシステム・デジタルと、GoToグループ子会社のアプリカシ・マルチメディア・アナック・バンサが、合弁会社ゲームス・カルヤ・ヌサンタラを設立した。新会社は「Majamojo(マジャモジョ)」の名称で携帯電話向けゲームの開発に注力する。

テレコムセル・エコシステム・デジタルのアンディCEOは「マジャモジョはインドネシアおよび東南アジアのゲーム業界の発展に貢献するだろう」と述べた。またGoToの戦略的パートナーシップ責任者のレギー氏は、マジャモジョがインドネシアのデジタル人材の育成を促進すると期待しているとコメントした。両社の膨大なリソースを持ちうるマジャモジョは、東南アジア最大のゲーム会社を目指す。

ゲーム市場調査会社のNewzooとNikoパートナーズによると、東南アジアの携帯電話向けゲーム市場は2014年から2017年にかけて約180%成長し、今後5年間は急成長を続けると予想されている。

また市場調査会社の渋谷データカウントは、東南アジアのゲーム業界における2020年から2025年の年平均成長率(CAGR)を8.5%と推定している。