インドネシア政府は4日、新型コロナウイルス感染症の新規感染者数が減少の一途をたどる中、海外渡航制限を緩和し、2006年7月から締結している東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国の国民に対する査証免除協定を復活させることを公表した。
もうひとつの重要な方針として、海外からの入国時に体温検査で発熱が確認されなければ、到着後にポリメラーゼ連鎖反応(PCR)検査を受けることを不要とする方針を発表した。
アイルランガ・ハルタルト経済担当調整相は、ジャカルタで行われた閣僚会議の後に「ワクチンの接種証明書と入国の2日前までに受けたPCR検査の結果が陰性であれば、入国時に新たな検査を受ける必要は無い」と語った。ジョグジャカルタ、メダン、マカッサル、プカンバルの国際空港も海外からの入国の再開が予定されており、今後入国者数の増加が見込まれる。