国営ガルーダ・インドネシア航空は11日、中央ジャカルタの商業裁判所に対し債務支払猶予(PKPU)の30日間延長を申請した。1月と3月にそれぞれ60日間の延長を行っており、認められれば3回目となる。
同社のイルファン社長は、債権者との交渉と債務の検証の進行状況を考慮し延長申請を行ったと説明。これまでのPKPUプロセスは順調に進んでいるとし、債権者からの支援と理解に感謝を述べた。
同社の2022年第1四半期の業績は改善傾向にある。移動規制の緩和やメッカ巡礼便の再開が業績回復を加速させている。
また、国営企業省は4月22日にガルーダ航空の救済案について国会第6委員会と合意した。これにより、進行中のPKPUプロセスが債権者との合意に達した場合には、ガルーダ航空へ7.5兆ルピアの国費が注入される計画が承認された。