バリ州法務・人権入国管理局は7日、裸で写真を撮り風紀を乱す行為をしたとして、ロシア国籍の女性(28)とその夫(33)に国外退去を命じた。またこの夫婦には6カ月間の入国拒否期間が課された。
端緒となったのは1日、バリ州タバナン県トゥア村バヤン町のババカン寺院にある霊木で、夫が妻の裸の写真を撮影し、妻がインスタングラムに投稿したことだった。写真は瞬く間に拡散され、ソーシャルメディアで話題となった。しかし、推定樹齢700年を超えたこの巨木は、スピリチュアルな観光スポットとして人気があり、批判的な意見も多く寄せられた。その後、女性は謝罪コメントを投稿。夫と共に寺院を再度訪れ、ヒンドゥー教学生連合(KMHDI)や地方議会、関係者に謝罪した後に現地警察に連行された。
この事件を受け、KMHDIのエディ局長は同寺院の関係者に対し、明確な規則の設定と罰則強化を求めた。