北スマトラ州の無許可の金鉱で、がけ崩れの発生により地滑りが起こり、12人の女性が生き埋めになり死亡する事故が発生した。
インドネシアでは廃坑に地元の住民が適切な安全装備を持たずに入り込み、残された金鉱石を探し求めることがよくある。
地滑りで生き埋めになったのは30歳から55歳までの12人の女性で、いずれも職業は鉱夫では無かったが、放棄された金鉱の中で金鉱石を掘る作業をしていた。一緒にいた別の2人の女性はなんとか地滑りに巻き込まれずに生き延び、村に戻って地元当局に事故を通報した。救助隊が泥で埋まった2メートルの深さの穴の中から犠牲者の遺体をすべて見つけ出すには何時間もかかった。
インドネシアでは鉱山の事故はしばしば発生しており、昨年は中部スラウェシ州の金鉱で6人の鉱山労働者が落盤事故により死亡した。