ジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)大統領は14日、米テキサス州ボカチカにある宇宙開発企業スペースXを訪れ、同社の創業者であるイーロン・マスク氏と会談を行った。会談では、主に衛星技術の導入および投資について協議された。
関係者によると、インドネシアが開発を検討しているのは、低軌道衛星(LEO)とその打ち上げや地上局・制御局設備導入および運営である。ジョコウィ大統領に先立ってルフット・パンジャイタン海事投資担当調整大臣はすでにイーロン氏と会談を行っている。イーロン氏はインドネシアの未来に高い関心を示しており「インドネシアには大きな可能性があり、テスラとスペースXを通じて協力したい」と述べたという。
スペースXの衛星インターネット事業「スターリンク」は、最大通信速度が数十Mbpsのインターネットアクセスサービスを低遅延で提供する。インドネシアの国営通信会社テレコムは2021年7月に同社との提携検討を発表している。