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地球温暖化による気温上昇を検証 気象庁

インドネシアの気象庁(BMKG)は5月22日、過去40年間分の地表気温測定値の推移に関するデータを公表した。同庁は92か所の観測所で定点観測を行っており、今回公表されたデータによると、気温上昇の傾向が顕著に見られたのはインドネシアの西部と中部であった。

スマトラ島東部、ジャワ島北部、カリマンタン島、スラウェシ島北部では10年あたり0.3度以上の気温上昇が観測された。上昇率が最も高いのは東カリマンタン州にある観測所で、10年あたり0.95度であった。また、ジャカルタでは10年あたり0.4度代の上昇幅であった。

ウリップ・ハリョコ気候局副官はこれらの分析結果を踏まえ、5月初旬にインドネシアの一部で発生した猛暑が地球温暖化に直接起因するものや熱波ではなく、太陽との位置関係の影響であるとの見解を示した。