農業省の薬学・獣医センターは、家畜の口蹄疫を予防するためのワクチン製造を開始した。
インドネシアでは4月下旬、東ジャワ州で牛の口蹄疫感染が確認され、5月22日時点で国内16州の82県に拡大した。農業省のデータによると、国内の家畜総数の39.4%にあたる545万頭が感染している。
インドネシアでは過去にも口蹄疫が発生した。1952年に口蹄疫ワクチンの製造を開始し、1964年に家畜への大規模接種プログラムを実施した。その後1987年にASEAN周辺諸国から、また1990年には国際獣疫事務局(OIE)からインドネシアの口蹄疫ウイルスは消滅したと認められていた。