ルフット海事・投資調整相は4日、中部ジャワ州のボロブドゥール寺院の入場者数を1日1200人までと制限する計画を明らかにした。また入場料については、インドネシア人の場合75万ルピア、外国人の場合は140万ルピアへ値上げされる。ただし、学生に関しては5000ルピアと設定された。
ルフット調整相はこれらを実施する理由について、ボロブドゥール寺院は国際レベルで文化遺産地区になっており、ヌサンタラの歴史資産と文化を保全するためと説明した。また入場者は必ず地元住民の観光ガイドを雇わなければならず、雇用機会の創出を図る狙いがある。
さらに、ボロブドゥール寺院周辺を排気ガスから守るため、政府はブルーエコノミーとグリーンエコノミーの循環型経済の実現を目指すと述べた。具体例としてボロブドゥール寺院からマリオボロ通り、プランバナン寺院間を走行する予定の観光用電気自動車のシャトルバスを挙げた。